弱視とは、なんらかの原因で視力の発達が遅れて、眼鏡やコンタクトレンズで矯正しても満足な視力が得られないことです。主に、屈折異常や斜視などで視力の発達が遅れることで起こります。子どもの弱視に関しては、特に早期の受診が必要です。見るという機能は学習によって成長していきます。網膜にピントの合った像を見ることで視力が発達するので、弱視の場合、幼い頃に眼鏡で矯正しないと視力の発達が遅れてしまいます。視力が最も発達する時期を逃してしまうと、治療効果がほとんど上がらなくなってしまい、将来、運転免許などがとれなくなってしまう可能性もあります。テレビや絵本をとても近い距離で見ているなどに気付いたら、早めに眼科を受診しましょう。
2017.06.22