光は水晶体という目の中のレンズによって屈折し網膜の上にピントを合わせます。見ているものがはっきり見えるのは、網膜上に光の焦点が合っているということです。この屈折がうまく働かない状態は屈折異常と呼ばれ、近視、遠視、乱視に分けられます。近視は、網膜より手前にピントが合っており、遠視は逆に網膜より奥にピントが合っています。近視と遠視は、どちらもぼやけて見えます。乱視は焦点が1点に結ばれず、見ているものが何重にもだぶって見える状態です。屈折異常は、視力検査を基本に、角膜や水晶体の屈折力や眼科弛緩の有無を確認した上で、度数をしっかり合わせた眼鏡やコンタクトレンズの装用で矯正します。
2017.06.22